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アメリカの学校生活 ~ FUNd RUN (ファン ド ラン  募金を集めるのためのマラソン)

アメリカの学校の FUNd RUN (ファン ド ラン) とは?

アメリカの学校では、学校への募金を募るために、いろいろなイベントが開催されます。

その中のひとつが FUNd RUN (または Fun Run) で、FUNd RUN では、それぞれの子供が自分のスポンサーになってくれる人に声をかけ、 自分が走ることに対して、スポンサーから募金を募るというマラソンイベントです。

FUNd RUN (ファン ド ラン)ではどんなことをするの?

娘の学校の場合ですが、まず FUNd RUN の 開催日の数週間前に学校からお便りと Pledge Sheet (寄付するための誓約書) を貰ってきます。

Pledge Sheet

FUNd RUN (ファンドラン) 当日までに、FUNd Run で自分の Sponsor (スポンサー 寄付してくれる人) を募り、Pledge Sheet に 名前や連絡先、いくら支払うかなどを記入します。

上の写真のとおり、スポンサー欄がたくさんあるので、、「こんなにスポンサーを集めないといけないのかしら。。」と心配になるかもしれませんが、 大丈夫。中には全ての欄が埋まるくらいびっしりとスポンサー名を書いて持ってくる子もいますが、自分の両親の名前だけという子もたくさんいますよ。

FUNd Run 当日は、自分の Lap (周) 数をカウントするための紙を持ってチェックしてもらいながら走ります。

Fund Run 終了後、走った Lap (周) 数に応じてスポンサーは募金をします。

娘の通う学校の場合は "Fixed Pledge" (周数に関係なく寄付する額) と "Per Lap Pledge" (周数ごとに寄付する額) という欄が用意されていて、それぞれの募金額はこのようになります。

子供が 20 Laps (周) 走った場合

Sponsor NameFixed PledgePer Lap PledgeTotal Due
AAA105$110
BBB51$25
CCC32$43
DDD11$21
EEE101$30

このような感じです。ちなみに開催される学校ごとに設置される一周の距離によって、Lap 数が変わってきますね。娘の学校では 30 分間で大体 15 周 ~ 25 周 走る子が多かったです。

また、学年別に走った周数 の上位 3 名までが Top Joggers として表彰(+Prize 記念品)。また学年別に最も寄付金を集めた子供に Top Moneymakers として表彰 (+Prize 記念品) が贈られます。(娘の学校の場合です)

参加者には毎年冷たいデザート (アイスクリームやヨーグルト)のプレゼントもありました。

FUNd RUN のボランティアについて

FUNd RUN はイベントの企画から、実行まで父母のボランティアで行います。

私も毎年、お手伝いさせていただいていますが、主なお仕事は子供たちにお水などを配ったり、周数をカウントして 用紙に記入するなどです。

ただ、私が始めてお手伝いをしたときにびっくりしたことが数のカウント方法。アメリカでは一般的に Tally という数え方(日本の正の字で数えるものに似ています。) を使うことが多いので、ボランティアをする際には Tally という数え方を知っているとすんなりできると思います。

Tally の数え方

1 ~ 4 までは斜めに線を書き足し、5 のときに4つの斜め線の真ん中に横線を描く。

FUNd RUN (ファン ド ラン)について思うこと。

アメリカでは小さなころから、募金を募るとか、スポンサーを募るとかが身近で一般的であることが良く実感できるイベントです。

募金活動にもいろいろな方法があるのだなぁ。。としみじみ考えさせられもしました。

学校の資金の為に、積極的に活動、ボランティアをする父母の多さにもいつも感心します。このようにして学校の資金を集めることで 子供たちが良い教育を良い環境の下で受けられるようになるのですよね。私も今後もお手伝いを続けていこうと思っています。

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